ZINEの魅力は、内容だけでなく、どう印刷されているかにも表れます。一般的なオンデマンド印刷やオフセット印刷に比べて、特殊印刷はコストや手間がかかることもありますが、そのぶん、手に取った瞬間の印象や物としての存在感が強くなります。
とくにZINEでは、整いすぎた仕上がりよりも、少しのムラやズレ、手ざわりの違いが魅力になることがあります。
特殊印刷とは
ここでいう特殊印刷は、一般的なカラー印刷とは違って、独特の質感や見え方、触感が出る印刷方法を指します。
- リソグラフ印刷
- 活版印刷
- 箔押し
- 型抜き
- 空押し
- 特殊紙への印刷
特殊印刷が向いているZINE
- 作品集として残したいZINE
- 手に取った瞬間の印象を大切にしたいZINE
- 少部数で特別感を出したいZINE
- 紙や手ざわりまで含めて表現したいZINE
- 普通の冊子とは少し違う存在感を出したいZINE
特殊印刷を使うときの考え方
何でも派手にすればよいというものではありません。むしろ、内容に対してどこを強く見せたいかを絞るほうが効きます。
- 表紙だけ特殊印刷にする
- 扉だけ活版にする
- 本文だけリソグラフで刷る
- タイトル部分だけ箔押しにする
ZINEで特に相性のよい特殊印刷
リソグラフ印刷は、特色インクによる独特の発色、版ズレやかすれを含めた表情が魅力です。整いすぎない仕上がりが、アートZINEや写真・イラスト中心のZINEによく合います。
活版印刷は、紙に圧をかけて刷るため、凹みや触感が残ります。表紙、扉、タイトル、短い詩やカード状の作品など、触ったときの印象を強くしたい部分に向いています。