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リソグラフ印刷と活版印刷

リソグラフ印刷と活版印刷の違い、ZINEでの使い分け、本文や表紙にどちらが向くかを比較しました。

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更新日:

著者: カクヨムオクル編集部

ZINEの印刷方法を考えるとき、リソグラフ印刷と活版印刷はよく名前が挙がります。どちらも一般的なカラー印刷とは違う魅力がありますが、向いている表現や使い方はかなり違います。

ざっくり言うと、リソグラフ印刷は色やズレ、かすれを含めた表情を楽しむ印刷で、活版印刷は凹みや圧、手ざわりを楽しむ印刷です。

リソグラフ印刷とは

孔版印刷の一種で、特色インクを使い、1色ずつ刷っていくため、色の重なりや版ズレ、ムラが独特の表情になります。印刷が均一すぎないこと自体が魅力になるので、ZINEとの相性がとても良いです。

  • アートZINE
  • イラストやドローイング中心のZINE
  • 写真と言葉を組み合わせたZINE
  • 少部数の実験的な作品

活版印刷とは

版にインクをのせ、紙に圧をかけて刷る方法です。インクの見え方だけでなく、紙に生まれる凹みや圧痕そのものが魅力になります。視覚だけでなく、触ったときに印象が伝わる印刷です。

  • 表紙
  • タイトルページ
  • 詩や短文の小冊子
  • カード、栞、付録

どちらがZINEに向いているか

本文を含めて冊子全体に使いやすいのは、一般にリソグラフ印刷です。少しラフな表情や色の実験性を活かしたいZINEにはよく合います。

活版印刷は、冊子全体というより、印象を決める一部に使うほうが向いています。たとえば、表紙だけ活版にしたり、タイトルだけ活版にしたりすると、強い存在感が出ます。

こんな使い分けがしやすい

どちらか一方だけで考えなくても大丈夫です。本文はオンデマンド印刷、表紙は活版印刷、扉だけリソグラフ印刷、というように、組み合わせることでコストと表現のバランスを取りやすくなります。

  • 本文も含めて作品性を出したい → リソグラフ印刷
  • 表紙や扉に特別感を出したい → 活版印刷
  • 少しラフで実験的な空気を出したい → リソグラフ印刷
  • 触感や重みを出したい → 活版印刷