ZINEは、個人や少人数の手で作られる小さな出版物です。商業出版のように大きな流通に乗ることを前提とせず、作り手の関心や熱量、偏りや癖までそのまま形になりやすいのが魅力です。
写真、詩、日記、エッセイ、旅行記、批評、漫画、絵、リサーチ、手紙のような断片など、内容はさまざまです。整っていることよりも、何をどう切り取ったか、その人が何を残したかったかが前に出ます。
本や雑誌との違い
ZINEは、完成度や規模の大きさではなく、作り手の視点がむき出しで残ることに価値があります。売れ筋に合わせるのではなく、自分のテーマや感覚をそのまま差し出せるので、ニッチな題材や個人的な観察ほど面白くなることがあります。
- 少部数で作られることが多い
- 取り上げるテーマの幅が広い
- 編集や装丁に個性が出やすい
- 商業出版では出会いにくい視点に触れられる
ZINEの面白さ
ZINEの面白さは、知らなかった世界に偶然触れられることにあります。何かを調べてたどり着くこともあれば、たまたま開いた一冊から、その人の関心や生活、街の風景、考え方に引き込まれることもあります。
つまりZINEは、情報として読むものでもあり、他人の視点を借りるための小さな入り口でもあります。
この場所で大切にしたいこと
この場所では、ZINEを単なる商品として並べるだけでなく、横断的に見て、新しい出会いが生まれる場にしたいと考えています。
作家名から探すだけでなく、テーマ、気分、言葉、紙の手ざわり、タイトルの引っかかりから、思いがけず気になる一冊に出会えるような場所を目指しています。
本屋とも、フリマとも、単なるECとも少し違う、ZINEをめぐれる場所。それがこの場所のひとつの理想です。